KAKETAN.COM

「かけたん」について

KAKETAN(かけたん)は社会とのつながりについて無限の可能性を秘めている。

ポケットモンスターシリーズをプレイしていた僕の名前は、「かけうどん」だったり「かけそば」だったり「かけぽよ」だったりした。
(ちなみに「かけうどん」は僕が一番好きなバージョンであるプラチナで、「かけそば」はハートゴールド、「かけぽよ」はブラックだ。)

「かけたん」は、ちょうど大学を卒業する頃に主に SNS 上で名乗っていたハンドルネームだ。
当時、「くまたん」というポケモン実況者のニコニコ生放送を観ていた。寒いギャグと視聴者からの弄られっぷりが中々に面白かった。現実の話もしばしば語られて、同じ大学の茶髪の女の子のことが好きだ、といったようなことを話していた。
ところが彼は突然、ニコニコ生放送から避っていった。放送の中で、「茶髪子ちゃんとうまくいったら放送もやれなくなるかもしれない」と言っていたので、そういうことなのだと思った。
そんな話はどうでもいいが、ほんのわずかに「くまたん」の影響を受けて「かけたん」と名乗るようになった。リア友は、それをもじって「かけたそ」と呼ぶこともあった(ある)。
そんな「かけたん」は、就職活動を機に自分の未来についてたくさん考え、覚悟を決めて、2015 年のまだ寒かった頃に黒い飛行機に乗って上京した。

そして、たくさんの社会とつながるたびに、「かけたん」は沢山の名前を手に入れていった。

目黒のベンチャー企業に勤めていたころは、同僚のみんなから「りょうすけ」と下の名前で呼ばれていた。「りょうすけって、まさにりょうすけって感じだよね」と言われるくらい、当時のぼくは「りょうすけ」だった。
またその頃は、吉祥寺のシェアハウスに住んでいて、住人のみんなからは「かけりん」と呼ばれていた。よく帰宅すると「かけりんじゃーん!」と声を掛けてくれた。一緒にリビングでご飯を食べたり、映画を観たりした。
また、上京してから1年ほど声優養成所にも通っていた。仲の良かった高校生〜大学生の友だちからは「かけちゃん」と呼ばれていた。なぜ「かけさん」とかじゃなくて「かけちゃん」だったのかはっきりしていないが、年の差を感じさせない距離感がとても嬉しかった。

目黒のベンチャー企業から渋谷の IT 企業に移ったときにも、同じように親しみをもってもらいたいという気持ちで「かけちゃん」と名乗った。
同時期に、エンジニアとしてのハンドルネームを決めるときには、名前は短ければ短いほど良いだろうということで、「kake」が含まれていてかつ Twitter で一番短く取得できる screen_name として選ばれたのが「QKAKE」だった。
今でもエンジニアとしての「かけたん」は「QKAKE」である。

このように、社会と繋がった結果として様々な名前を獲得してきたのである。

言ってしまえば「かけたん」は何者でもない。家も、仕事も、知り合いも何もないゼロの状態が「かけたん」だった。
しかしそれは「りょうすけ」や、「かけちゃん」といった存在と行き来を繰り返すことによって今や大きく拡大しているし、拡大しつづけている。

KAKETAN.COM は、こういった、私人が社会とつながるためのもう一つの人格(=かけたん)が発信するためのプラットフォームである。

2017-09-24 09:50:32